こんにちは、ベトテク太郎です。昨夜、ホーチミン市の投資家仲間との食事会で話題の中心となったのは、やはりベトナム株式市場の格上げ問題でした。現地の投資コミュニティでは「もはや時間の問題」という雰囲気が漂っており、私自身もポートフォリオの見直しを本格的に検討し始めています。
現地で実際に投資活動を続けていると、フロンティア市場から新興国市場への格上げがどれほどインパクトの大きな出来事かを肌で感じます。単なる格付けの変更ではありません。ベトナム経済と株式市場にとって、まさに歴史的転換点となる可能性があります。
今日は格上げの可能性から実現した場合の恩恵銘柄まで、現地在住12年の視点から徹底的に分析していきたいと思います。
フロンティア市場から新興国市場へ:格上げの現実味と意味
まず、格上げがどの程度現実的なのか、そしてそれが何を意味するのかを整理していきましょう。
格上げの可能性:2025年実現は十分現実的
現地で感じる限り、2025年の格上げ実現可能性は非常に高いと判断しています。その根拠を具体的に説明します。
市場規模の急拡大 ホーチミン証券取引所(HOSE)の時価総額は2024年末時点で約2,000億USD(約30兆円)に達しており、これは多くの新興国市場を上回る規模です。2020年の約1,200億USDから67%増という成長ぶりは驚異的です。
流動性の大幅改善 日次売買代金も平均8億USD前後で推移しており、フロンティア市場としては異例の高さです。私が投資を始めた2013年頃は2億USD程度でしたから、約4倍に拡大しています。
外国人投資環境の整備 外国人投資家保有率上限の引き上げや決済システムの改善により、海外からの資金流入が容易になりました。実際、私の勤務先でも海外クライアントからのベトナム株投資に関する問い合わせが急増しています。
政府の積極姿勢 ベトナム政府は格上げを国家戦略の重要項目として位置づけており、必要な制度改革を次々と実行しています。現地政府関係者との懇談では「2025年実現」への強い意志を感じました。
格上げの意味:資金流入の桁が変わる
格上げが実現すると、何が変わるのでしょうか。現地にいるからこそ実感できる変化について説明します。
機関投資家資金の大量流入 最も重要なのは、新興国市場インデックスに連動する機関投資家資金の流入です。MSCI新興国指数に組み入れられれば、推定100-200億USDの資金流入が見込まれます。これは現在のベトナム株式市場の年間売買代金の約50%に相当する巨額です。
投資対象としての認知度向上 フロンティア市場というと「リスクが高すぎる」と敬遠される機関投資家も多いのですが、新興国市場なら「検討対象」に入ります。私が海外の投資家と話していても、この認識の違いは非常に大きいです。
企業の資金調達環境改善 格上げにより企業の海外での知名度が向上し、国際的な資金調達が容易になります。これは企業の成長加速に直結します。
経済全体への波及効果 株価上昇による資産効果で個人消費が拡大し、経済成長がさらに加速する好循環が期待できます。
格上げ恩恵銘柄の徹底分析:現地視点での厳選5銘柄
それでは、格上げ実現時に最大の恩恵を受ける銘柄について、現地での実態調査を基に詳しく分析していきます。
続きは、ベトテク太郎のnoteで閲覧できます。
【ベトナム株式市場】2025年にもしベトナム株式市場が「新興国」昇格で爆発的成長を遂げる銘柄を予想。
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