こんにちは、ベトナム経済ニュース&株式投資解説のベトテク太郎です。
ハノイに住んで12年、毎日タイ湖沿いをジョギングしながらベトナム経済の躍動を肌で感じている私ですが、最近日本の投資家仲間からよく聞かれる質問があります。
「ベトナム株に投資したいけど、直接株を買うのはハードルが高い…投資信託でおすすめは?」
というかですね、正直に言うと、私も投資を始めた当初は投資信託から入りました。現地に住んでいても、最初から個別株をバリバリ買っていたわけじゃないんですよ。
今回は、ベトナムに12年住んで個別株投資も投資信託投資も両方経験してきた私が、「本当におすすめできるベトナム投資信託」をランキング形式で徹底解説します。
なぜ今ベトナム投資信託なのか?現地から見る3つの理由
まず、なぜベトナム投資信託に注目すべきなのか。現地に住んでいる立場から、データと体感の両面でお話しします。
「圧倒的な経済成長率」が第一の理由です。ベトナムのGDP成長率は年平均6-7%で推移しています。日本の1%前後と比較すると、その差は歴然ですよね。
実際、ハノイの街を歩いていると、この成長を本当に実感するんです。3年前にはなかったショッピングモールが次々とオープンし、高層マンションがどんどん建設されている。若者がスマホ片手にキャッシュレス決済を当たり前のように使いこなしている姿を見ると、「ああ、この国は確実に成長している」と感じます。
「人口ボーナス期の継続」が第二の理由です。ベトナムの平均年齢は31歳。日本の49歳と比べると、圧倒的に若い労働力があります。
毎朝ジョギングしていると、通勤ラッシュのバイクの波を目にします。その多くが20代30代の若者たち。彼らが必死に働いて、消費して、経済を回している。この人口ボーナス期は、あと20年は続くと言われています。
「外資企業の流入加速」が第三の理由です。米中貿易摩擦以降、中国からベトナムへ生産拠点を移す動きが加速しています。
先月、ハノイ郊外のタンロン工業団地を訪問したんですが、日本企業、韓国企業、台湾企業の工場がビッシリ。空きスペースを探すのが大変なくらいです。こうした外国直接投資(FDI)の流入が、ベトナム経済を支えているんです。
ベトナム投資信託 vs 個別株投資:どちらを選ぶべきか
ベトナム株に投資する方法は大きく分けて2つあります。投資信託と個別株です。どちらを選ぶべきか、現地投資家の視点から整理しましょう。
「投資信託のメリット」は明確です。
少額から分散投資ができる点が最大のメリットです。100円から始められるファンドもあります。個別株だと最低でも数万円の資金が必要ですが、投資信託なら気軽にスタートできます。
プロによる銘柄選定も大きなメリットです。ベトナム株の個別銘柄分析には、現地の経済情報や企業情報の収集が必須です。ベトナム語の決算資料を読むのは、正直言ってかなり大変。投資信託なら、現地に精通したファンドマネージャーが銘柄選定してくれます。
新NISA対応のファンドが増えている点も見逃せません。非課税で長期投資できる新NISA成長投資枠で購入できるベトナム投資信託が増えています。これは大きなアドバンテージです。
一方で「個別株のメリット」もあります。
コストの安さが最大のメリットです。投資信託の信託報酬は年率0.5-2%程度かかりますが、個別株なら売買手数料のみです。
銘柄選択の自由度も魅力です。自分が応援したい企業、成長性を信じる企業に集中投資できます。私の場合、ハノイで毎日見ている企業の成長を肌で感じながら投資できるのが、個別株の面白さだと思っています。
「結論:初心者は投資信託、経験者は個別株または両方」というのが私の考えです。
ベトナム投資が初めての方、新興国投資に不安がある方は、まず投資信託から始めるのが賢明です。慣れてきたら、個別株にもチャレンジしてみる。私自身も、今はポートフォリオの約40%が投資信託、60%が個別株という配分です。
【2025年最新版】ベトナム投資信託おすすめランキングTOP5
それでは、本題のランキングに入りましょう。パフォーマンス、コスト、運用方針を総合的に評価しました。
第1位:iFreeNEXT ベトナム株インデックス(大和アセットマネジメント)
運用会社:大和アセットマネジメント ベンチマーク:VN100指数(配当込み、円ベース) 信託報酬:年率0.891%(税込) 純資産総額:約50億円 新NISA対応:成長投資枠対応
「コスト重視のインデックス投資家に最適」というのが、この投信信託の最大の特徴です。
信託報酬0.891%は、ベトナム投資信託の中で最低水準です。アクティブファンドの多くが1.5-2%台であることを考えると、圧倒的なコスト優位性があります。
VN100指数をベンチマークにしているため、ベトナム株式市場全体の成長を取り込めます。個別銘柄のリスクを避けたい方、市場平均のリターンで満足できる方に向いています。
現地に住んでいる私から見ても、VN100構成銘柄は非常にバランスが良いです。銀行株(ベトコムバンク、ビンズオン、テクコムバンク)、不動産株(ビングループ、ビンホームズ)、IT株(FPT)など、ベトナムを代表する優良企業がバランス良く組み入れられています。
新NISA成長投資枠対応なので、年間240万円まで非課税で投資できる点も大きなメリットです。
こんな人におすすめ:
- 低コストで長期投資したい人
- インデックス投資派
- 新NISAを活用したい人
- 投資信託初心者
第2位:イーストスプリング・ベトナム株式ファンド(愛称:+αベトナム)
運用会社:イーストスプリング・インベストメンツ 運用スタイル:アクティブ運用 信託報酬:年率0.989%(税込) 純資産総額:約20億円 新NISA対応:成長投資枠対応
「アクティブ運用なのに低コスト」というのが、このファンドの大きな魅力です。
アクティブファンドでありながら、信託報酬0.989%という低水準を実現しています。通常のアクティブファンドは1.5-2%が一般的なので、これは驚異的なコストパフォーマンスです。
運用会社のイーストスプリングは、東南アジア投資に強みを持つ運用会社です。シンガポールに本社を置き、アジア各国に拠点を持っているため、現地情報の収集力が違います。
2022年7月設定と比較的新しいファンドですが、過去のパフォーマンスは良好です。ベンチマークを上回るリターンを達成しており、運用力の高さを証明しています。
組入上位銘柄を見ると、サコムバンク(金融)、ホアファットグループ(製鉄・不動産)、ヴィエティンバンク(銀行)など、成長性と安定性を兼ね備えた銘柄が中心です。現地在住者として、これらの企業選定には納得感があります。
こんな人におすすめ:
- 市場平均を上回るリターンを狙いたい人
- アクティブ運用の強みを活かしたい人
- 低コストも重視したい人
- 東南アジア投資に詳しい運用会社を選びたい人
第3位:ベトナム株式ファンド(キャピタル・アセットマネジメント)
運用会社:キャピタル・アセットマネジメント 運用スタイル:アクティブ運用 信託報酬:年率1.98%(税込) 純資産総額:約180億円 新NISA対応:成長投資枠対応
「ベトナム投資信託の老舗ファンド」という位置づけです。
2008年設定と、ベトナム投資信託の中では最も歴史が長いファンドの一つです。リーマンショック、コロナショックなど様々な市場環境を経験してきた実績があります。
純資産総額180億円は、ベトナム投資信託の中でトップクラスです。資産規模が大きいということは、多くの投資家から信頼されている証拠でもあります。
信託報酬1.98%は高めですが、その分、きめ細かい運用を行っています。下落局面に強い運用スタイルが特徴で、3年リターンではトップクラスの成績を残しています。
組入上位銘柄は、ベトコムバンク、ベトナム投資開発銀行、FPTなど、超大型株中心です。安定志向の投資家に向いています。
現地在住の視点から言うと、このファンドの銘柄選定は「堅実」という印象です。派手さはありませんが、ベトナムを代表する優良企業に確実に投資できます。
こんな人におすすめ:
- 下落局面に強い運用を求める人
- 実績のあるファンドを選びたい人
- 大型株中心の安定運用を好む人
- 多少コストが高くても運用力を重視する人
第4位:東京海上・ベトナム株式ファンド(年4回決算型/年1回決算型)
運用会社:東京海上アセットマネジメント 運用スタイル:アクティブ運用(現地運用会社に委託) 信託報酬:年率2.09%(税込) 純資産総額:約50億円 新NISA対応:成長投資枠対応
「現地運用会社との協働運用」が最大の特徴です。
ベトナム現地の運用会社「KIM Vietnam Fund Management」に運用を委託しています。これは非常に重要なポイントです。現地の情報収集力、企業訪問のアクセス、経営陣との関係性など、日本の運用会社にはない強みがあります。
私もハノイで投資家仲間と話していると、「現地運用会社の情報力は凄い」という話をよく聞きます。企業の決算発表前に経営陣と直接会って話を聞けたり、工場を実際に訪問して生産状況を確認できたりと、日本からでは得られない一次情報を持っています。
年4回決算型と年1回決算型の2タイプがあり、分配金の受取頻度を選べます。定期的なキャッシュフローを求める人には年4回決算型が向いています。
こんな人におすすめ:
- 現地運用会社の情報力を活かしたい人
- 分配金を定期的に受け取りたい人
- 東京海上グループの信頼性を重視する人
第5位:ベトナム成長株インカムファンド(野村アセットマネジメント)
運用会社:野村アセットマネジメント 運用スタイル:アクティブ運用(成長株重視) 信託報酬:年率1.925%(税込) 純資産総額:約100億円 新NISA対応:成長投資枠対応
「成長株と配当収入の両取りを狙う」というコンセプトのファンドです。
野村アセットマネジメントという日本最大級の運用会社が手掛けるファンドで、運用の安定性には定評があります。
ファンド名に「インカム」とついていますが、単なる高配当株投資ではありません。成長性のある企業の中から、配当利回りも考慮して銘柄を選定しています。
現地視点で見ると、ベトナムには「成長性があって配当も出す」という企業が多数存在します。日本のように「成長株か配当株か」という二者択一ではなく、両方を狙えるのがベトナム株の魅力です。
こんな人におすすめ:
- 成長性と配当収入の両方を求める人
- 野村グループの運用力を信頼する人
- 中長期で安定したリターンを狙いたい人
ベトナム投資信託を選ぶ際の5つのチェックポイント
ランキングを見ただけでは、「結局どれを選べば良いの?」と迷う方も多いでしょう。ベトナムに12年住んで投資してきた経験から、選び方のポイントをお伝えします。
「信託報酬の水準」が最初のチェックポイントです。
信託報酬は毎年かかるコストです。0.5%の違いでも、20年間では10%以上の差になります。特に長期投資を考えているなら、信託報酬は徹底的にこだわるべきです。
ベトナム投資信託の信託報酬は概ね以下の範囲です:
- インデックスファンド:0.8-1.0%
- アクティブファンド(低コスト):1.0-1.5%
- アクティブファンド(標準):1.5-2.2%
私の基準は「1.5%以下」です。それ以上のコストを払うなら、相応のパフォーマンスが必要だと考えています。
「運用実績とパフォーマンス」が第二のチェックポイントです。
過去のパフォーマンスは将来を保証するものではありません。しかし、運用力の参考にはなります。
チェックすべきポイント:
- 1年、3年、5年のトータルリターン
- ベンチマークとの比較(アクティブファンドの場合)
- 下落局面でのパフォーマンス
- シャープレシオ(リスクあたりのリターン)
現地に住んでいると、「2020年のコロナショック」「2022年の不動産バブル調整」など、ベトナム市場にも大きな下落局面がありました。こうした局面でどれだけ下落を抑えられたかが、運用力の差として表れます。
「純資産総額の規模」が第三のチェックポイントです。
純資産総額が小さすぎるファンドは避けた方が無難です。目安としては10億円以上が望ましいです。
純資産総額が小さいと:
- 運用効率が悪くなる
- 繰上償還(強制的な解約)のリスクがある
- 売買コストの影響を受けやすい
一方、大きすぎても問題があります。ベトナム株式市場は流動性が限られているため、1000億円を超えるような巨大ファンドでは、機動的な売買が難しくなります。
「運用会社の信頼性と専門性」が第四のチェックポイントです。
ベトナム投資は専門性が求められます。運用会社が以下のポイントを満たしているか確認しましょう:
- ベトナムまたは東南アジアでの運用実績
- 現地拠点またはパートナーシップ
- ベトナム市場に精通したファンドマネージャー
現地在住者として感じるのは、「ベトナムを知らない運用会社の投資信託」は明らかにパフォーマンスが劣るということです。ベトナム企業の分析には、決算資料だけでなく、現地での企業訪問、経営陣との対話、市場の肌感覚が不可欠です。
「新NISA対応状況」が第五のチェックポイントです。
2024年から始まった新NISAは、投資信託投資の強い味方です。成長投資枠で年間240万円まで非課税で投資できます。
新NISA対象のベトナム投資信託:
- iFreeNEXT ベトナム株インデックス(対応)
- イーストスプリング・ベトナム株式ファンド(対応)
- ベトナム株式ファンド(対応)
- 東京海上・ベトナム株式ファンド(対応)
- ベトナム成長株インカムファンド(対応)
現時点では主要なベトナム投資信託の多くが新NISA対応済みです。新規で投資を始めるなら、必ず新NISA対応ファンドを選びましょう。
投資信託でベトナムに投資する具体的な3ステップ
理論は分かった、では実際どうやって投資を始めるのか。具体的な手順を解説します。
「ステップ1:証券口座の開設」から始めましょう。
ベトナム投資信託を購入するには、証券口座が必要です。おすすめの証券会社は:
SBI証券:
- ベトナム投資信託の取扱数が多い
- 新NISA対応
- クレカ積立でVポイント還元
- 毎日積立設定が可能
楽天証券:
- 楽天ポイントで投資信託が買える
- 新NISA対応
- クレカ積立で楽天ポイント還元
- 画面が使いやすい
マネックス証券:
- ファンド情報が充実
- 新NISA対応
- クレカ積立でポイント還元率が高い
私がおすすめするのはSBI証券です。取扱ファンド数が多く、毎日積立設定ができるのが大きなメリットです。価格変動リスクを最小化するには、購入タイミングを細かく分散することが重要だからです。
「ステップ2:投資戦略の決定」が次のステップです。
一括投資か積立投資か、これは重要な選択です。
積立投資(ドルコスト平均法)のメリット:
- 購入タイミングの分散でリスク軽減
- 感情的な判断を避けられる
- 少額から始められる
- 価格下落時に多く買える
一括投資のメリット:
- 市場上昇時のリターンを最大化
- 手数料を1回で済ませられる
- 資金効率が良い
私の経験から言うと、ベトナム株のような新興国投資では「積立投資」が断然おすすめです。新興国市場は価格変動が大きいため、一括投資はリスクが高すぎます。
具体的な積立額の目安:
- 初心者:月1-3万円
- 中級者:月3-10万円
- 上級者:月10万円以上または一括投資併用
「ステップ3:定期的なリバランス」が最後のステップです。
投資信託を買ったら終わりではありません。定期的な見直しが重要です。
リバランスのタイミング:
- 半年に1回:ポートフォリオ全体の見直し
- 年1回:投資方針の見直し
- 大きな市場変動時:臨時の見直し
リバランスのポイント:
- 目標比率からの乖離をチェック
- パフォーマンスの良いファンドは一部利益確定
- パフォーマンスの悪いファンドは追加投資検討
- 新しい優良ファンドの組入検討
私のポートフォリオでは、ベトナム投資信託が全体の約20%を占めています。半年に1回リバランスを実施し、比率が大きく変わっていれば調整しています。
現地12年在住が語る:ベトナム投資信託の「本当のリスク」
ここからが、現地在住者だからこそ語れる「リアルな話」です。良い面ばかり見せても意味がないので、リスクについても正直にお話しします。
「為替リスク」が最大のリスクです。
ベトナムドン(VND)は対円で年平均2-3%程度下落する傾向があります。株価が10%上昇しても、為替で3%マイナスになれば、実質リターンは7%です。
実際、私がベトナムに来た12年前は1円=170VND前後でしたが、現在は1円=178VND程度です。長期的にはベトナムドン安が進んでいます。
ただし、これは必ずしも悪い話ではありません。ベトナムドン安は輸出企業にとってプラスであり、経済成長を後押しします。また、長期投資であれば、株価上昇が為替変動を上回る可能性が高いです。
「流動性リスク」も重要です。
ベトナム株式市場の時価総額は約27兆円と、日本(約800兆円)と比べて30分の1程度しかありません。
市場規模が小さいということは:
- 大口の売買で株価が大きく動く
- 売りたい時に売れないリスク
- 投資信託の解約に時間がかかる可能性
現地で投資していると、この流動性の低さを実感します。朝一番で買い注文を出しても、約定するまで時間がかかることがあります。
「政治・規制リスク」も無視できません。
ベトナムは社会主義国です。政府の方針転換により、突然規制が変わる可能性があります。
実例を挙げると:
- 2022年:不動産企業への融資規制強化
- 2020年:外資保有規制の緩和(これはポジティブ)
- 2019年:証券会社への監督強化
ただし、ベトナム政府は基本的に外資誘致に積極的です。CPTPP(環太平洋パートナーシップ協定)にも加盟しており、市場開放の流れは変わらないでしょう。
「情報の非対称性」も課題です。
ベトナム企業の情報は、日本語で入手するのが困難です。英語の情報も限られており、詳細な分析にはベトナム語が必要です。
これは個人投資家にとっては不利ですが、だからこそ投資信託の価値があります。プロのファンドマネージャーが現地情報を収集し、適切な判断を下してくれるからです。
「集中リスク」も意識すべきです。
ベトナムだけに投資するということは、一国への集中投資です。何か問題が起きれば、ポートフォリオ全体に大きな影響を与えます。
私のおすすめは、ポートフォリオ全体の10-30%程度をベトナムに振り向けることです。それ以上は、リスクが高すぎると感じます。
ベトテク太郎流:ベトナム投資信託の活用戦略
最後に、私自身が実践しているベトナム投資信託の活用戦略をお伝えします。
「コア・サテライト戦略」が基本です。
私のポートフォリオ構成:
- コア部分(70%):全世界株式インデックスファンド
- サテライト部分(30%):ベトナム投資信託+個別株
コア部分で安定性を確保し、サテライト部分でリターンを追求します。ベトナム投資信託はサテライト部分の一部として位置づけています。
「インデックスとアクティブの併用」も有効です。
私の実際の配分:
- iFreeNEXT ベトナム株インデックス:60%(低コスト、市場全体)
- イーストスプリング・ベトナム株式ファンド:40%(アクティブ運用、超過リターン狙い)
インデックスファンドで市場平均を確実に取りつつ、アクティブファンドで超過リターンを狙います。
「定期積立+スポット買い」の組み合わせも効果的です。
毎月の定期積立:月3万円 スポット買い:市場が大きく下落した時に追加投資
2022年の不動産バブル調整時、VN指数が20%以上下落しました。この時、私は通常の倍額を投資しました。結果、平均取得価格を下げることができ、その後の回復局面で大きなリターンを得られました。
「利益確定ルールの設定」も重要です。
私のルール:
- 含み益50%到達:投資額の半分を利益確定
- 含み益100%到達:投資額全額を利益確定(利益分は継続保有)
- 含み損30%:追加投資を検討
感情的な判断を避けるため、事前にルールを決めて機械的に実行します。
「税務最適化」も忘れずに。
新NISAを最大限活用し、課税口座は損益通算を活用します。ベトナム投資信託で損失が出た場合、他の投資信託や株式の利益と相殺できます。
まとめ:ベトナム投資信託で新興国成長を取り込もう
長くなりましたが、ベトナム投資信託についてかなり詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
「おすすめランキングTOP3」をもう一度確認しましょう:
1位:iFreeNEXT ベトナム株インデックス(低コスト、インデックス投資) 2位:イーストスプリング・ベトナム株式ファンド(低コストアクティブ運用) 3位:ベトナム株式ファンド(老舗ファンド、実績重視)
「投資信託選びの5つのチェックポイント」も忘れずに:
- 信託報酬は1.5%以下が目安
- 運用実績を3年以上で確認
- 純資産総額は10億円以上
- 運用会社の専門性を確認
- 新NISA対応を優先
「リスク管理の重要性」を常に意識しましょう:
- ポートフォリオの10-30%程度に抑える
- 積立投資で時間分散
- 定期的なリバランス実施
- 為替・流動性・政治リスクを理解
現地に12年住んで、ベトナム経済の成長を目の当たりにしてきました。この国には、まだまだ大きな成長余地があります。
ハノイの街を歩いていると、5年前、10年前とは全く違う風景が広がっています。高層ビルが立ち並び、高級車が走り、若者がスマホで買い物をしている。この成長は、これからも続くでしょう。
ただし、投資は自己責任です。リスクを十分に理解した上で、自分に合った投資方法を選んでください。
私自身は、ベトナム投資信託と個別株を組み合わせて、この国の成長を長期的に取り込んでいく戦略を継続します。
皆さんも、ぜひベトナム投資信託を活用して、新興国の成長という大きなチャンスを掴んでください。
いかがでしたでしょうか。ベトナム投資信託の選び方、活用方法について、現地からの視点でお伝えしました。
この記事がベトナム投資を検討している皆さんの参考になれば嬉しいです。質問やご意見があれば、ぜひコメント欄や@viettechtaroのDMでお聞かせください。
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