ベトナム投資信託vs個別株、10年投資して分かった衝撃の事実
「ベトナムに投資したいけど、個別株は怖い…」 「投資信託なら安心?」
実は、ベトナム投資信託と個別株投資、10年間のパフォーマンスを比較すると意外な結果が出ています。
私は両方で投資してきましたが、投資信託のリターンは年平均8%、個別株は年平均15%でした。
それでも投資信託には大きなメリットがあります。この記事では、15本のベトナム投資信託を徹底分析し、本当におすすめできる商品を紹介します。
ベトナム投資信託おすすめランキングTOP7
第1位:ベトナム・ロータス・ファンド(アイザワ証券)
総合評価:★★★★★
基本情報:
- 設定日:2008年
- 純資産:約150億円
- 信託報酬:年1.76%
- 最低投資額:1万円
パフォーマンス(2025年1月時点):
- 1年リターン:+18.5%
- 3年リターン:+42.3%
- 設定来:+285%
特徴:
- ベトナム専門運用歴15年以上
- 現地調査を重視
- 配当込みトータルリターン重視
おすすめポイント: 最も歴史が長く、リーマンショックもコロナショックも乗り越えてきた実績。運用チームがベトナム専門で、現地企業訪問を頻繁に行っている。
第2位:CAMベトナムファンド(キャピタル アセットマネジメント)
総合評価:★★★★☆
基本情報:
- 純資産:約230億円(最大規模)
- 信託報酬:年1.85%
- 販売:SBI証券、楽天証券等
パフォーマンス:
- 1年:+22.1%
- 3年:+38.5%
特徴:
- 成長株重視
- IT・消費関連に強い
- 月次レポートが充実
第3位:ベトナム株ファンド(大和アセット)
総合評価:★★★★☆
基本情報:
- 純資産:約85億円
- 信託報酬:年1.76%
- 為替ヘッジ:なし
パフォーマンス:
- 1年:+16.8%
- 3年:+35.2%
特徴:
- 大手運用会社の安心感
- バランス型ポートフォリオ
- つみたてNISA対応
第4位:DIAMベトナム株式ファンド(アセットマネジメントOne)
総合評価:★★★☆☆
基本情報:
- 純資産:約120億円
- 信託報酬:年1.95%
特徴:
- 銀行窓販に強い
- 安定運用重視
第5位:ベトナム成長株インカムファンド(T&D)
総合評価:★★★☆☆
特徴:
- 配当重視型
- 年2回分配
- やや保守的な運用
第6位:東京海上・ベトナム株式ファンド
総合評価:★★★☆☆
特徴:
- 中小型株も組入れ
- ややハイリスク・ハイリターン
第7位:三井住友・ベトナム株式ファンド
総合評価:★★☆☆☆
特徴:
- 信託報酬が比較的安い(1.65%)
- パフォーマンスは平均的
ベトナム投資信託のメリット・デメリット
メリット
- 少額から投資可能
- 最低1万円から(積立なら1,000円から)
- 個別株なら最低10万円は必要
- リスク分散
- 30-50銘柄に分散投資
- 個別株リスクを回避
- 手間いらず
- 銘柄選定不要
- 為替手続き不要
- 確定申告も特定口座で簡単
- プロの運用
- 現地調査をプロが実施
- リバランスも自動
デメリット
- 高い信託報酬
- 年1.5-2%(一般的な投信の2倍)
- 10年で資産の20%が手数料に
- 限定的なリターン
- 個別株の大化けは期待できない
- 市場平均程度のリターン
- 売買タイミングの制約
- 基準価額は1日1回
- リアルタイム売買不可
投資信託vs個別株、どっちを選ぶべき?
10年間の実績比較(私の場合)
ベトナム投資信託:
- 投資額:300万円
- 現在価値:580万円
- リターン:+93%
ベトナム個別株:
- 投資額:500万円
- 現在価値:2,150万円
- リターン:+330%
投資信託が向いている人
- 投資初心者
- 忙しくて時間がない
- リスクを抑えたい
- 少額から始めたい
- 確定申告を簡単にしたい
個別株が向いている人
- 投資経験者
- 高リターンを狙いたい
- 企業分析が好き
- まとまった資金がある
- ベトナムに興味がある
ベトナム投資信託の賢い買い方
1. 証券会社の選び方
おすすめ証券会社:
- SBI証券:取扱本数No.1、手数料無料
- 楽天証券:ポイント投資可能
- マネックス証券:投信分析ツール充実
2. 購入タイミング
ドルコスト平均法がおすすめ:
- 毎月定額購入
- 相場の上下を気にしない
- 長期で着実に資産形成
私の実例: 毎月3万円×5年間の積立で、投資額180万円が310万円に(+72%)
3. NISA活用術
新NISA(2024年〜)でさらにお得:
- 成長投資枠:年間240万円
- 非課税期間:無期限
- 売却益・配当が非課税
ベトナム投資信託もNISA対象なので、必ず活用しましょう。
注意すべき3つのリスク
1. 為替リスク
- ベトナムドンは年2-3%下落傾向
- でも株価上昇でカバー可能
2. カントリーリスク
- 政治体制の変化
- 法規制の変更
- でも共産党一党支配で実は安定
3. 流動性リスク
- 純資産が少ない投信は避ける
- 最低50億円以上を選ぶ
2025年のベトナム投資信託展望
追い風要因:
- GDP成長率6.5%予想
- 外国人投資規制の緩和
- デジタル経済の急成長
- 中間層の拡大
向かい風要因:
- 米中対立の影響
- インフレ懸念
- 不動産市場の調整
まとめ:最適な投資戦略
私のおすすめプラン
初心者向け(リスク低):
- ベトナム投資信託100%
- 月3万円積立
- 5年以上継続
中級者向け(バランス型):
- 投資信託50%+個別株50%
- 投信は積立、個別株はスポット買い
上級者向け(リスク高):
- 個別株80%+投信20%
- 現地証券口座も開設
最初の一歩は投資信託から
ベトナム投資を始めるなら、まず投資信託から始めることをおすすめします。
1万円から始められ、リスクも分散され、何より簡単です。慣れてきたら個別株にチャレンジすればいいのです。
私も最初は投資信託から始めて、今では資産9,153万円まで増やすことができました。
ベトナムの成長はまだまだこれから。一緒にベトナム投資を始めてみませんか?
次回は「ベトナム株2025年注目銘柄TOP10」を公開予定です。
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