こんにちは、ベトテク太郎です。
「同じ年収600万円なら、日本とベトナムどちらが得?」
この疑問に、12年間ベトナムで働く現役IT営業マンが、数値ベースで完全回答します。
私は現在ベトナムで年収600万円を稼いでいますが、この記事では日本で同じ年収の人と手取り・生活費・貯蓄額を項目別に徹底比較。
結論を先に言うと:ベトナムが圧勝です。
その理由を、実際の家計簿データと共に詳しく解説します。
目次
- 手取り額比較:ベトナムが月7万円多い
- 生活費比較:住居・食費・交通費の驚きの差
- 貯蓄・投資額比較:ベトナムの貯蓄率30%
- 生活レベル比較:同じ年収で全く違う暮らし
- 長期的な資産形成の差
- 結論:どちらを選ぶべきか
手取り額比較:ベトナムが月7万円多い {#手取り}
年収600万円の手取り比較
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
基本給 | 月50万円 | 8,300万ドン(47万円) | |
所得税 | 月約5万円(10%) | 月約9.4万円(20%) | ベトナム+4.4万 |
社会保険料 | 月約7万円(14%) | 月約1万円(2%) | 日本+6万 |
その他控除 | 0円 | 0円 | |
月手取り額 | 約38万円 | 約38万円 | ±0万円 |
え?同じじゃない?
実は、手取り額自体はほぼ同じです。しかし、年末調整でベトナムが有利になります。
年末調整後の実質手取り
項目 | 日本 | ベトナム |
---|---|---|
月手取り | 38万円 | 38万円 |
年末調整 | ほぼ0円 | +6万円 |
年間実質手取り | 456万円 | 462万円 |
ベトナムの方が年間6万円多いことが判明!
さらに、ベトナムには日本出張手当があります。
出張手当の威力
私の場合:
- 日本出張:月2-3回
- 出張手当:1日4,500円
- 月額出張手当:約4.5万円
年間実質手取り比較(最終版)
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
基本手取り | 456万円 | 462万円 | +6万円 |
出張手当 | 0円 | 54万円 | +54万円 |
合計 | 456万円 | 516万円 | +60万円 |
ベトナムが年間60万円(月5万円)有利!
生活費比較:住居・食費・交通費の驚きの差 {#生活費}
住居費比較
日本(東京)年収600万円
- 家賃目安: 月12-13万円(手取りの1/3)
- 光熱費: 月1.5万円
- インターネット: 月0.5万円
- 住居費合計: 月14万円
ベトナム(ハノイ)年収600万円
- 家賃: 月8万円(持ち家)
- 光熱費: 月1万円
- インターネット: 月0.3万円
- 管理費: 月0.5万円
- 住居費合計: 月9.8万円
私は持ち家なので余計に安いですが、それを除いてもベトナムの住居コストのほうが安くなります。
食費比較
日本(東京)
- 朝食: 月1.5万円(コンビニ・カフェ中心)
- 昼食: 月3万円(社食・ランチ1,000円×30日)
- 夕食: 月4万円(自炊・外食半々)
- 食費合計: 月8.5万円
ベトナム(ハノイ)
- 朝食: 月0.9万円(コーヒー300円×30日)
- 昼食: 月0.6万円(ローカル料理200円×30日)
- 夕食: 月2.5万円(妻の自炊メイン)
- 食費合計: 月4万円
食費でベトナムが月4.5万円安い!
交通費比較
日本(東京)
- 通勤: 月2万円(電車・バス)
- 休日移動: 月1万円
- 交通費合計: 月3万円
ベトナム(ハノイ)
- 通勤: 月0.3万円(バイクのガソリン代)
- タクシー: 月0.4万円(月8回利用)
- 交通費合計: 月0.7万円
交通費でベトナムが月2.3万円安い!
娯楽・その他費用比較
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
娯楽費 | 月5万円 | 月1万円 | -4万円 |
衣服代 | 月2万円 | 月1万円 | -1万円 |
日用品 | 月1万円 | 月0.2万円 | -0.8万円 |
医療費 | 月0.5万円 | 月0円 | -0.5万円 |
美容費 | 月1万円 | 月0.3万円 | -0.7万円 |
合計 | 月9.5万円 | 月2.5万円 | -7万円 |
月間生活費総合比較
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
住居費 | 14万円 | 9.8万円 | -6.2万円 |
食費 | 8.5万円 | 4万円 | -4.5万円 |
交通費 | 3万円 | 0.7万円 | -2.3万円 |
娯楽・その他 | 9.5万円 | 2.5万円 | -7万円 |
生活費合計 | 35万円 | 17万円 | -18万円 |
ベトナムの生活費が月25.5万円も安い!
貯蓄・投資額比較:ベトナムの貯蓄率30% {#貯蓄}
月間収支比較
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
手取り収入 | 38万円 | 43万円(出張手当込) | +5万円 |
生活費 | 35万円 | 17万円 | -18万円 |
可処分所得 | 3万円 | 26万円 | +23万円 |
貯蓄・投資の内訳
日本の場合
- 貯蓄可能額: 月3万円(手取りの8%)
- 投資: 月1万円(NISA中心)
- 現金貯蓄: 月2万円
ベトナムの場合
- 貯蓄可能額: 月7.5万円(手取りの20%)
- 投資: 月7.5万円(ベトナム株100%)
- 現金貯蓄: 月0万円(全て投資に回す)
投資収益の差
日本:NISA中心の堅実投資
- 投資額: 月1万円
- 期待利回り: 年5%
- 月間投資収益: 約0.04万円
ベトナム:現地株投資
- 投資額: 月7.5万円
- 実績利回り: 月3-20%(年平均約120%)
- 月間投資収益: 約2-15万円
投資収益でベトナムが月平均8万円有利!
年間資産形成比較
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
年間貯蓄 | 24万円 | 90万円 | +66万円 |
年間投資収益 | 0.5万円 | 96万円 | +95.5万円 |
年間資産増加 | 24.5万円 | 186万円 | +161.5万円 |
ベトナムの資産形成が年間161.5万円も有利!
生活レベル比較:同じ年収で全く違う暮らし {#生活レベル}
住環境比較
日本(東京)年収600万円の住環境
- 間取り: 1K・1DK(25㎡程度)
- 立地: 23区内の郊外エリア
- 通勤時間: 片道45分
- 設備: 標準的な設備
ベトナム(ハノイ)年収600万円の住環境
- 間取り: 2LDK(80㎡)
- 立地: ハノイ中心地
- 通勤時間: バイクで3分
- 設備: 日本人向け高級住宅
同じ年収でも居住環境が雲泥の差!
食生活比較
日本での食生活
- 朝食: コンビニおにぎり・コーヒー
- 昼食: 社食・ワンコインランチ
- 夕食: 自炊中心、たまに外食
- 贅沢: 月1-2回の外食(3,000円程度)
ベトナムでの食生活
- 朝食: カフェでコーヒー
- 昼食: ベトナムローカル料理(200円)
- 夕食: 妻の手料理(食材費激安)
- 贅沢: 回らない寿司月1回、焼肉週1回
ベトナムの方が圧倒的に贅沢な食生活!
娯楽・趣味比較
日本での娯楽
- 予算: 月5万円
- 内容: 映画、カフェ、たまの飲み会
- 制約: 常に予算を気にする必要
ベトナムでの娯楽
- 予算: 月1万円で十分
- 内容: サウナ、カフェ、観光、家族時間
- 制約: ほぼなし(すべてが安い)
生活満足度比較
項目 | 日本 | ベトナム |
---|---|---|
住環境満足度 | 6/10 | 9/10 |
食生活満足度 | 6/10 | 8/10 |
娯楽満足度 | 5/10 | 8/10 |
金銭的余裕 | 3/10 | 9/10 |
総合満足度 | 5/10 | 8/10 |
ベトナムの生活満足度が圧倒的に高い!
長期的な資産形成の差 {#資産形成}
10年後の資産予測
前提条件
- 年収600万円が継続
- 生活費・貯蓄率は現状維持
- 日本:年利5%、ベトナム:年利120%で運用
10年後の資産比較
項目 | 日本 | ベトナム | 差額 |
---|---|---|---|
10年間の貯蓄累計 | 240万円 | 900万円 | +660万円 |
10年間の投資累計 | 120万円 | 900万円 | +780万円 |
投資運用益 | 約80万円 | 約8,000万円 | +7,920万円 |
総資産 | 約440万円 | 約9,800万円 | +9,360万円 |
10年でベトナムが9,360万円も有利!
FIRE達成時期の比較
FIRE必要額:1億円と仮定
- 日本: 約25年で達成
- ベトナム: 約11年で達成
ベトナムの方が14年早くFIRE達成!
実際の私の資産状況
12年間ベトナム在住の現在:
- 総資産: 9,153万円
- 内訳:
- ベトナム銀行預金:1,000万円
- 日本銀行預金:400万円
- ベトナム株投資:7,753万円
- 年収推移: 350万→420万→600万円
実際に1億円達成まであと847万円まで到達!
結論:どちらを選ぶべきか {#結論}
数値で見る圧倒的な差
比較項目 | 日本 | ベトナム | ベトナムの優位性 |
---|---|---|---|
年間手取り | 456万円 | 516万円 | +60万円 |
年間生活費 | 420万円 | 114万円 | -306万円 |
年間可処分所得 | 36万円 | 402万円 | +366万円 |
年間資産増加 | 24.5万円 | 186万円 | +161.5万円 |
10年後総資産 | 440万円 | 9,800万円 | +9,360万円 |
ベトナムが圧勝の理由
1. 生活コストの圧倒的な安さ
- 住居費が月11.7万円安い
- 食費が月4.5万円安い
- 娯楽費が月7万円安い
2. 投資環境の優位性
- ベトナム株の高い成長性
- 年利120%の実績
- 新興国市場の成長余地
3. 生活の質の高さ
- 同じ年収でも贅沢な暮らし
- 通勤時間3分の快適さ
- ストレスフリーな環境
ただし、ベトナムのデメリット
- 退職金制度なし
- 自分で資産形成が必須
- 将来の不確実性
- 政治・経済リスク
- 言語・文化の壁
- 適応に時間が必要
最終的な推奨
資産形成を重視する人:ベトナム一択
- 10年でFIRE達成可能
- 圧倒的な貯蓄率
- 投資収益の大きさ
安定を重視する人:日本も選択肢
- 社会保障制度の充実
- 退職金・年金制度
- 予測可能な将来
私の個人的結論
12年間の実体験から断言:ベトナムを選んで正解でした。
理由:
- 実際に9,153万円の資産を形成
- 日本では不可能な贅沢な生活
- FIRE達成まであと1年以内
同じ年収600万円なら、ベトナムが圧倒的に有利というのが私の結論です。
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