新NISAでも買える!ベトナム株投資の始め方

こんにちは、ベトナム株投資アドバイザーのベトテク太郎です。

「新NISAを使ってベトナム株に投資できるの?」この質問、最近本当によく聞かれます。2024年から始まった新NISA制度で投資熱が高まる中、米国株や日本株だけでなく、新興国株にも興味を持つ方が増えているんですね。

今日は、ベトナム在住12年、総資産9,153万円の私が「ベトナム株投資の始め方」を、新NISA対応も含めて徹底解説します。この記事を読めば、明日からでもベトナム株投資をスタートできますよ。

目次

新NISAでベトナム株は買えるのか?答えは「条件付きでYES」

まず最初に、多くの方が気になる「新NISAでベトナム株が買えるか」という疑問にお答えします。

結論から言うと、直接的なベトナム個別株は新NISA対象外です。でも、がっかりしないでください。実は「ベトナム株に投資する投資信託やETF」なら新NISAで購入できるんです。

現在、日本で購入できるベトナム株関連の投資信託としては、以下のようなものがあります。

  • ベトナム株ファンド(各証券会社で販売)
  • 新興国株式インデックスファンド(ベトナムも含まれる)
  • アセアン株式ファンド(ベトナム比率が高いもの)

私の友人も、新NISA枠でベトナム株ファンドを毎月5万円ずつ積み立てています。「税金がかからないのは大きい」と喜んでいました。確かに、年率9%で20年運用したら、税金の差だけで数百万円変わってきますからね。

ベトナム株投資、3つの方法を比較

ベトナム株への投資方法は、大きく分けて3つあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

方法1:日本の証券会社で投資信託を購入

これが最も手軽で、新NISA対応もできる方法です。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券などで、ベトナム株ファンドを購入できます。口座開設も簡単で、日本語で全て完結するので初心者にもおすすめです。

ただし、正直に言うと、信託報酬が年1.5~2%程度かかるのがネック。長期投資では、このコストが積み重なって結構痛いんです。それでも、手軽さと新NISA対応を考えれば、十分選択肢になります。

方法2:海外証券会社でベトナムETFを購入

米国の証券会社(Interactive BrokersやFirstradeなど)で、ベトナムETF「VNM(ヴァンエック・ベトナムETF)」を購入する方法です。

信託報酬は年0.6%程度と投資信託より安く、流動性も高いのがメリット。私も一部の資金はこの方法で運用しています。

デメリットは、新NISA対象外であることと、海外送金や英語でのやり取りが必要なこと。ある程度投資経験がある方向けですね。

方法3:ベトナム現地証券会社で個別株を購入

これが私のメインの投資方法です。ベトナム現地の証券会社に口座を開設し、個別株を直接購入します。

最大のメリットは、銘柄選択の自由度と手数料の安さ。私が使っているSSI証券は、取引手数料が約0.15%。投資信託の信託報酬と比べると、圧倒的に安いんです。

また、配当金も直接受け取れますし、現地の情報をリアルタイムで得られる環境にいるのも有利です。先月もハノイで新規上場企業の説明会に参加してきましたが、こういった情報は日本にいると得られません。

デメリットは、口座開設にベトナム渡航が必要なこと(一部の証券会社はオンライン開設可能)、そして当然ですが新NISA対象外です。

初心者におすすめの始め方:段階的アプローチ

ここまで3つの方法を紹介しましたが、「結局どれから始めればいいの?」と迷いますよね。

私がおすすめするのは、段階的なアプローチです。

ステップ1:新NISAでベトナム株ファンドを積立(月3~5万円)

まずは、新NISA枠を活用して、ベトナム株ファンドの積立投資から始めましょう。これなら、SBI証券や楽天証券で今日からでもスタートできます。

ベトナム経済や株式市場の動きに慣れるための「練習期間」として最適です。私の知人は、この方法で半年間勉強してから、次のステップに進みました。

ステップ2:少額で海外ETFにチャレンジ(10~30万円)

ベトナム株に慣れてきたら、海外証券口座を開設して、ベトナムETF「VNM」を購入してみましょう。まずは10~30万円程度の少額から。

これで、個別銘柄の値動きや、海外送金の感覚が掴めます。実は、私も最初は20万円からスタートしました。当時は不安でしたが、今となっては良い経験でした。

ステップ3:本格的に個別株投資へ(100万円以上)

ベトナム株投資に確信が持てたら、現地証券会社で個別株投資を始めます。最低でも100万円以上の資金で、5~10銘柄に分散投資するのが理想です。

私の場合、最初は100万円で5銘柄からスタートし、徐々に買い増して、今では3,000万円超のポートフォリオになっています。

証券口座開設の具体的手順

実際に投資を始めるには、証券口座が必要です。それぞれの方法について、具体的な手順を説明します。

日本の証券会社(SBI証券の場合)

  1. SBI証券のウェブサイトから口座開設申込
  2. 本人確認書類をアップロード(マイナンバーカードなど)
  3. 審査完了後、取引開始(最短翌日)
  4. 投資信託の検索で「ベトナム」と入力
  5. 新NISA口座で購入手続き

所要時間は早ければ1日、遅くても1週間程度です。楽天証券もほぼ同じ流れですね。

海外証券会社(Interactive Brokersの場合)

  1. Interactive Brokersのサイトで口座開設申込(英語)
  2. 本人確認書類の提出
  3. 審査完了後、海外送金で入金
  4. VNMを検索して購入

こちらは少しハードルが高く、2~3週間かかることもあります。英語が苦手な方は、日本語サポートのある海外証券会社を選ぶのも手です。

ベトナム現地証券会社(SSI証券の場合)

  1. ベトナム渡航し、パスポートと住所証明書を持参
  2. SSI証券の支店で口座開設手続き(約1時間)
  3. 取引アプリをダウンロード
  4. 海外送金で入金(日本の銀行から送金可能)
  5. 個別株を購入

ベトナム渡航が必要ですが、最近は一部の証券会社がオンライン開設に対応し始めています。ただ、私の経験上、現地で開設した方がスムーズでした。

銘柄選びの基本:初心者が避けるべき失敗

ここまで読んで「よし、始めよう!」と思った方、ちょっと待ってください。銘柄選びで失敗しないための基本をお伝えします。

実は、私も最初は失敗しました。ベトナムに来たばかりの頃、「成長しそう」という理由だけで、小型株を買ってしまったんです。結果、流動性が低くて売りたいときに売れず、しかも株価は半値に。50万円の損失でした。

この失敗から学んだ教訓をシェアします。

初心者が選ぶべき銘柄の条件

  • 時価総額100億円以上の大型株
  • 1日の売買代金1,000万円以上
  • PER30倍以下
  • 配当利回り2%以上
  • 主要インデックス(VN30)に含まれる銘柄

具体的には、VCB(ベトコムバンク)、VNM(ビナミルク)、VHM(ビンホームズ)といった、ベトナムを代表する企業から始めるのが安全です。

避けるべき銘柄の特徴

  • 時価総額10億円未満の小型株
  • 直近の売上や利益が急減している企業
  • 情報開示が不透明な企業
  • 政治リスクの高い業界(メディア、ギャンブルなど)

私の知人も、「安いから」という理由だけで小型株を買って、結局塩漬けになっています。割安には理由があるんです。

リスク管理:新興国投資で絶対に守るべきルール

ベトナム株投資は魅力的ですが、リスク管理を怠ると大きな損失につながります。私が実践している鉄則を紹介します。

ルール1:総資産の30%以内に抑える

全資産をベトナム株に投じるのは危険です。私の場合、ベトナム株60%、米国株30%、現金10%という配分ですが、これは12年の経験と現地在住という条件があってこそ。

初心者なら、まずは総資産の10~30%から始めることをおすすめします。

ルール2:最低5銘柄以上に分散

1銘柄に集中投資すると、その企業の不祥事や業績悪化で大ダメージを受けます。最低でも5銘柄、できれば10銘柄に分散しましょう。

私も最初は3銘柄でしたが、1つが急落して痛い目に遭いました。今は15銘柄に分散しています。

ルール3:為替リスクを理解する

ベトナムドンは、年1~2%程度ずつ対ドルで減価する傾向があります。株価が上がっても、為替で目減りする可能性があるんです。

ただし、これは長期投資なら大きな問題ではありません。私の経験では、株価上昇が為替の目減りを十分カバーしてくれます。

ルール4:定期的にリバランス

年に1~2回、ポートフォリオを見直しましょう。特定の銘柄が大きくなりすぎたら、利益確定して他の銘柄に振り分けます。

先月も、30%上昇した銘柄を一部売却して、割安になっていた銘柄を買い増しました。これが長期的なリターンを安定させるコツです。

よくある質問とその回答

ベトナム株投資を始める際、多くの方が同じ疑問を持ちます。代表的な質問に答えます。

Q1: 配当金の税金はどうなるの?

ベトナムでは配当金に5%の源泉徴収税がかかります。さらに、日本でも確定申告が必要で、合計で約20%の税金がかかる計算です。

ただし、外国税額控除を使えば、二重課税を避けられます。私も毎年確定申告していますが、思ったより簡単ですよ。

Q2: ベトナム語ができなくても大丈夫?

投資信託やETFなら、全く問題ありません。個別株投資でも、取引アプリは英語対応しているので、基本的な英語ができれば大丈夫です。

私も最初はベトナム語ができませんでしたが、徐々に覚えていきました。今でも完璧ではありませんが、投資には支障ありません。

Q3: どのくらいの期間で成果が出る?

これは正直、運とタイミング次第です。私の場合、最初の1年は横ばいでしたが、2年目から加速しました。

短期的な値動きに一喜一憂せず、最低5年、できれば10年の長期投資として取り組むことをおすすめします。

まとめ:今日からできる最初の一歩

さて、ここまで読んでいただいて、ベトナム株投資のイメージが湧いたでしょうか。

最後に、今日からできる具体的なアクションプランをまとめます。

今週中にやること

  • SBI証券または楽天証券の口座開設申込
  • ベトナム株ファンドの情報収集
  • 月々の投資額を決める(3~5万円を推奨)

今月中にやること

  • 新NISA口座でベトナム株ファンドの積立設定
  • ベトナム経済や主要企業の情報収集を習慣化
  • 月1回、ポートフォリオをチェックする仕組みを作る

3ヶ月後にやること

  • 投資成果の確認とリバランス
  • 海外証券口座の開設を検討
  • より詳しい銘柄分析の勉強

ベトナム株投資は、決して難しいものではありません。適切な知識とリスク管理があれば、誰でも始められます。

私自身、12年前は全くの素人でした。でも、一歩ずつ学びながら進めてきた結果、今では総資産9,153万円。FIREも現実的な目標になっています。

あなたも、今日から一歩を踏み出してみませんか?

いかがでしたでしょうか。今回のベトナム株投資の始め方について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

この記事が参考になったら、ぜひXでシェアしていただけると嬉しいです。より多くの方にベトナム投資の魅力を伝えたいと思っています。

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【免責事項】 本記事の内容は、情報提供のみを目的としており、いかなる金融商品または仮想通貨への投資の推奨を意図するものではありません。ベトナム株式投資は価格の変動が大きく、リスクを伴う投資対象です。投資判断はご自身の責任に基づいて行ってください。本記事で提供される情報の正確性、完全性、または最新性については、最大限の注意を払っていますが、保証するものではありません。投資の際には、専門家への相談を推奨いたします。この記事は、法的、税務的、または財務的なアドバイスを提供するものではありません。本記事の情報に基づいて行われた投資による損失や損害について、執筆者および当ウェブサイトは一切の責任を負いません。株式投資およびその関連商品に投資する際は、各国の規制および法律を確認し、法令を遵守することが重要です。

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