こんにちは、ベトナム株投資アドバイザーのベトテク太郎です。
ハノイで生活していて感じるのは、「世界の経済勢力図が目に見えて変わりつつある」ということです。
実は先日、PwCの「2050年の世界」という衝撃的なレポートを読んで、自分の投資戦略を根本から見直す必要性を痛感しました。今日はそのレポートから見えてきた、2050年のGDP世界ランキングと、私たち個人投資家が取るべき新興国投資戦略についてお話しします。
2050年のGDP世界ランキング:驚愕の予測結果
PwCの予測によれば、2050年のGDP世界ランキング(購買力平価ベース)は以下のようになります。
2050年GDP世界ランキング TOP10
- 中国
- インド
- 米国
- インドネシア
- ブラジル
- ロシア
- メキシコ
- 日本
- ドイツ
- 英国
見てください、この順位を。トップ10のうち、なんと6カ国が新興国です。
2016年時点では米国が2位、中国が1位でしたが、2050年にはインドが米国を抜いて2位に躍進します。そして、インドネシアが4位に、ブラジルが5位に、メキシコが7位に入るのです。
ベトナムの驚異的な成長予測
さて、ベトナム株投資家の私が最も注目したのは、ベトナムの成長率予測です。
レポートによると、2016年から2050年までの年平均実質GDP成長率は:
- ベトナム:5.0%(対象国中トップ3)
- インド:4.9%
- バングラデシュ:4.8%
ベトナムは、インド、バングラデシュと並んで、世界で最も高い成長率を維持する国として予測されているのです。
GDPランキングでは、2016年の32位から2050年には20位へと、12位も順位を上げる見込みです。
ハノイの街を歩いていると、この成長の兆しを肌で感じます。建設ラッシュ、増え続ける外資系企業、若者のエネルギー。数字だけでなく、現場の実感としても「ベトナムの時代が来ている」と確信しています。
新興国投資が「必須」になる理由
正直なところ、多くの日本人投資家は米国株や日本株に偏りすぎています。
でも、考えてみてください。2050年までに:
- E7(7大新興国)のGDPは、G7の2倍になる
- 世界のGDPに占めるE7のシェアは、**約35%から約50%**に拡大
- 逆に、EU27カ国のシェアは10%未満に低下
この数字が意味することは何か?
新興国への投資なしに、世界経済の成長を享受することは不可能だということです。
米国株だけ、日本株だけに投資していたら、世界経済の成長の半分以上を取りこぼすことになるんです。それって、もったいなくないですか?
新興国投資信託では足りない理由
「新興国投資なら、新興国投資信託でいいんじゃない?」
そう思う方もいるかもしれません。でも、待ってください。
一般的な新興国投資信託は、中国、インド、ブラジルなどの「すでに有名な新興国」に偏っています。ベトナムやバングラデシュのような、これから爆発的に成長する国の比率は非常に低いんです。
さらに、投資信託は:
- 信託報酬が高い(年1-2%以上が一般的)
- 個別銘柄を選べない
- タイミングを自分で決められない
私がベトナム株の個別銘柄投資にこだわるのは、最も成長する市場で、最も成長する企業に直接投資できるからです。
実際、私のポートフォリオの大部分はベトナム株ですが、総資産は9,153万円に達しています。新興国投資信託だけでは、この成長は掴めなかったでしょう。
新興国投資のリスクと向き合う方法
もちろん、新興国投資にはリスクがあります。PwCのレポートでも、以下のような下振れリスクが指摘されています:
- 政治的不安定性
- 天然資源への過度な依存
- 貿易・投資への閉鎖的な姿勢
ベトナムも例外ではありません。実際、2016年には原油価格の下落でナイジェリアやブラジルが苦しみました。
だけど実は、そんなの関係ないんですよ。もっというと、短期的な変動はほぼ関係ないんです。
大事なのは、その国が長期的に成長する構造にあるかどうか。そういうことなんです。
ベトナムは:
- 人口が増加している(2050年まで年平均0.5%増)
- 若い労働力が豊富(平均年齢約32歳)
- 製造業の集積が進んでいる
- 政治的に安定している
この構造的な強みがあるからこそ、短期的な変動を気にせず投資できるんです。
2050年を見据えた投資戦略
では、具体的にどう投資すべきか?
私の戦略は以下の通りです:
1. ベトナム株をポートフォリオの中核に 年平均5%の成長が見込める市場です。ここを外す理由がありません。
2. 個別銘柄で勝負 投資信託ではなく、成長企業を厳選して投資します。私のメンバーシップでは、具体的な銘柄情報を提供しています。
3. 長期保有を前提に 2050年まであと25年以上あります。短期の変動に一喜一憂せず、じっくり構えます。
4. 分散は程々に 「分散しすぎ」も問題です。本当に成長する市場、成長する企業に集中投資します。
レポートから見えた「制度の重要性」
PwCのレポートで特に印象的だったのは、「制度の質が経済成長を左右する」という指摘です。
実際、シンガポールは資源がないにもかかわらず、強固な制度を構築することで地域の金融・貿易センターに変貌しました。
ベトナムも、最近「ビジネスのしやすさ指数」が改善しています。起業コストは2005年に1人当たり平均所得の2倍強でしたが、2016年には約30%まで低下しました。
ハノイで生活していて感じるのは、この「制度の改善」が着実に進んでいるということです。外資の進出が増え、インフラが整備され、若者の教育水準が上がっている。これは数字だけでなく、街の様子からも明らかです。
まとめ:2050年のGDP世界ランキングが示す投資機会
PwCのレポートが示すのは、新興国、特にベトナムへの投資が、今後の資産形成において必須だということです。
2050年のGDP世界ランキングを見れば明らかです。トップ10のうち6カ国が新興国。ベトナムは年平均5%の成長で、32位から20位へ12位も順位を上げる。
新興国投資信託では、この成長を十分に捉えられません。なぜなら、本当に成長する国への投資比率が低すぎるからです。
私がベトナム株の個別銘柄投資にこだわるのは、最も成長する市場で、最も成長する企業に、最適なタイミングで投資できるからです。
短期的な変動を恐れて投資しない?それは、2050年までの成長を丸ごと放棄するようなものです。
いかがでしたでしょうか。今回の2050年GDP世界ランキングと新興国投資戦略について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。
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