ベトナム投資完全ガイド2025:アジア最後のフロンティア市場で資産を築く方法

こんにちは、ベトナム経済&株式投資ニュース解説のベトテク太郎です。

ベトナムに12年間住み、現地で働きながらベトナム株投資を続けてきた私が、2025年最新版のベトナム投資完全ガイドをお届けします。

「ベトナム投資って本当に儲かるの?」「どうやって始めればいいの?」「リスクは大丈夫?」

そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。この記事では、初心者の方でも理解できるよう、ベトナム投資の全体像から具体的な投資手法、期待リターンまで徹底解説します。

目次

なぜ今、ベトナムなのか? 圧倒的な成長力の源泉

驚異のGDP成長率

2024年のベトナムの実質GDP成長率は前年比7.09%で、政府目標の6.5〜7.0%を上回る結果となりました。

特に注目すべきは、成長の加速度です。四半期別では第1四半期5.98%、第2四半期7.25%、第3四半期7.43%、第4四半期7.55%と、3四半期連続で伸び率が加速しています。

2025年のGDP成長率目標は約6.5〜7.0%、努力目標として7.0〜7.5%が掲げられており、ファム・ミン・チン首相は2026〜2030年に10%を超える成長を目指すと表明しています。

これ、何が凄いかって言うとですね、東南アジアの他の国と比べても圧倒的なんです。

2024年の成長率は、アジア開発銀行が予測する東南アジアの平均成長率4.7%を大きく上回り、東南アジア主要6カ国で最も高い成長率となっています。しかもこれ、一時的なものじゃありません。過去10年以上にわたって年率6〜8%台の安定成長を続けているんです。

ハノイに住んでいると、この成長を肌で感じます。タイ湖エリアを歩けば、次々と新しいマンションやオフィスビルが建設されていて、ロッテセンター周辺は数年前とは別の街のような活気です。

人口ボーナス期の真っ只中

ベトナム投資最大の魅力は、その人口動態にあります。

ベトナムの人口は約1億人で日本とほぼ同じ規模、平均年齢は33歳前後と47歳を超える日本に比べてかなり若く、人口ボーナス期の真っただ中です。15〜64歳の生産年齢人口が67.4%を占める一方、65歳以上は9.3%という理想的な人口構成となっています。

というかですね、街を歩いていて本当に若い人が多いんですよ。日本に一時帰国すると、その違いに毎回驚かされます。

専門家によると、ベトナムが「黄金の人口構造」を持つ期間は2036年までとされています。つまり、あと約10年間は人口ボーナスの恩恵を受けられるということです。この期間に経済成長と企業収益の拡大が期待でき、株式投資にとって非常に有利な環境が続きます。

「チャイナ・プラスワン」の最有力候補

世界の製造業の生産拠点が中国からベトナムへ移管する動きが加速しています。

実際、サムスン電子やインテルなど、グローバル企業がベトナムに大型投資を行っており、製造業のハブとしての地位を確立しつつあります。タンロン工業団地に行くと、日系企業の工場も次々と稼働しているのが分かります。

2024年の1人当たりGDPは米ドルベースで4,700ドルと前年の4,223ドルから増加し、2021年に開催されたベトナム共産党大会で掲げられた2025年時点の目標を1年前倒しで達成しました。

正直なところ、この成長スピードは私の予想を超えています。

ベトナム株式市場のパフォーマンス 過去の実績が示す可能性

アジア主要国との比較

VN100指数の基準日来では、ベトナム株は台湾株・インド株に次いで3番目にリターンが高い市場となっています。

ベトナム株式市場は、まだフロンティア市場に分類されていますが、そのパフォーマンスは新興国市場と遜色ありません。伝わりますかね? フロンティアという言葉の響きに惑わされないでほしいんです。実態は既に新興国レベルの成熟度があります。

期待リターン 年率9%で計算すると

私の過去の分析から、ベトナム株式の期待リターンを年率9%として、具体的なシミュレーションをしてみましょう。

毎月3万円を積立投資した場合

期間投資元本運用資産運用益
5年後180万円約221万円約41万円
10年後360万円約577万円約217万円
15年後540万円約1,093万円約553万円
20年後720万円約2,037万円約1,317万円

※年率9%、複利計算

20年間で元本720万円が約2,000万円に成長し、約1,300万円の運用益が得られる計算になります。

一括100万円を投資した場合

期間運用資産運用益
5年後約154万円約54万円
10年後約237万円約137万円
15年後約364万円約264万円
20年後約560万円約460万円
25年後約862万円約762万円
30年後約1,327万円約1,227万円

※年率9%、複利計算

100万円が30年後には約1,300万円、つまり約13倍になる計算です。

もちろん、これはあくまでシミュレーションであり、実際の運用成績は市場環境によって変動します。ただ、ベトナムの構造的な成長力を考えれば、長期的には十分実現可能な数字だと私は考えています。

ベトナム投資の具体的な方法 3つの選択肢を徹底比較

それでは、具体的にどうやってベトナムに投資すればいいのでしょうか? 主に3つの方法があります。

選択肢1 日本のインデックスファンド – 最も手軽な方法

iFreeNEXT ベトナム株インデックス(大和アセットマネジメント)

VN100指数(配当込み、円ベース)に連動することを目指すファンドで、日本で購入できる唯一のベトナム株インデックスファンドです。

基本情報

信託報酬は年率0.781%、購入時手数料は無料(ノーロード)、新NISA成長投資枠に対応しており、楽天証券、SBI証券、マネックス証券など主要ネット証券で購入可能です。

メリット

新NISA対応なので、成長投資枠で購入可能なため運用益が非課税になります。円建てなので為替リスクを意識せずに投資できる(ただし為替変動の影響は受ける)点、日本の証券口座で簡単に購入可能な点、100円から積立投資ができる点が魅力です。

デメリット

信託報酬がやや高め(0.781%)、純資産総額がまだ小さい(約105億円)という点があります。

こんな人におすすめ

ベトナム投資が初めての方、新NISAを活用したい方、円建てで手軽に投資したい方に向いています。

選択肢2 米国上場ETF – コストを抑えたい方向け

VNM(VanEck Vietnam ETF)

MVIS Vietnam指数の価格および利回り実績と同等水準の投資成果を目指すETFで、ベトナム株投資の代表的な商品です。

基本情報

信託報酬は0.67%(年間)、決算は年1回(12月)、マネックス証券とSBI証券で購入可能、新NISA成長投資枠に対応しており、分配金は毎年12月末頃に支払われます。

構成銘柄の特徴

2023年に入りほぼ100%ベトナム株で構成されており、純粋なベトナム投資が可能です。

上位5銘柄で約35%を占め、主要企業への集中投資となっています。ビングループ(ベトナム最大の財閥)、ビンホームズ(不動産開発大手)、FPT Corporation(IT大手)、ベトナム商業銀行、ベトナム投資開発銀行といった企業が並びます。

メリット

信託報酬が低い(0.67%とiFreeNEXTより約0.1%安い)、分配金が出るのでインカムゲインも期待できる、流動性が高く1株から購入可能、新NISA対応で成長投資枠で購入可能という点が挙げられます。

デメリット

米国株式の取引が必要(やや手間)、為替手数料がかかる、楽天証券では購入不可という点に注意が必要です。

こんな人におすすめ

コストを抑えたい方、米国株取引に慣れている方、分配金も欲しい方に向いています。

選択肢3 アクティブファンド – プロの運用に任せたい方向け

ベトナム株式ファンド(大和)

ベトナムの取引所上場株式等に厳選投資するアクティブ運用ファンドです。

特徴

プロのファンドマネージャーが銘柄を厳選、信託報酬は高め(年率1.8%程度)、新NISA成長投資枠対応となっています。

メリット

プロの目利きによる銘柄選定、市場平均を上回るリターンの可能性があります。

デメリット

信託報酬が高い(インデックスの2倍以上)、必ずしも市場平均を上回るとは限りません。

こんな人におすすめ

アクティブ運用を好む方、高いコストを許容できる方に向いています。

私のおすすめ iFreeNEXTを軸にVNMを併用

初心者の方には、まず「iFreeNEXT ベトナム株インデックス」から始めることをおすすめします。

理由は以下の通りです。新NISAで非課税メリットを最大化できる、日本の証券口座で完結するため手続きが簡単、少額から積立投資が可能で、ドルコスト平均法の効果を得られるという点です。

ある程度投資に慣れてきたら、コストの低い「VNM」を追加するのも良い戦略です。

VN100指数を理解する 何に投資しているのか?

ベトナム株インデックスファンドやETFの多くが連動を目指す「VN100指数」について理解しておきましょう。

VN100指数の構成

VN100指数は、VN30指数の30銘柄とVNMidcap指数の70銘柄の合計100銘柄で構成されています。

これはホーチミン証券取引所(HOSE)に上場する主要企業を幅広くカバーしており、ベトナム経済全体に投資する効果があります。

主要銘柄と業種構成

VN100指数で最も指数構成ウエイトが大きい銘柄は、情報技術セクターの「FPT Corp」で8.5%です。

FPT Corporationとは?

1988年設立のベトナム最大のIT企業で、DXやITコンサルティング、BPO、データセンター、クラウド、AI、教育サービスなどを展開しており、2024年8月時点で世界30か国に展開し、関連会社を含むと70,000名以上の従業員を雇用しています。

私が働く会社も、実はFPTと同じベトナムIT業界にいます。現場で見ていても、FPTの成長力は本当に凄まじいものがあります。

業種別構成

組入上位10銘柄のうち6銘柄が金融セクターの銀行業で、指数構成ウエイトの半分弱を金融セクターが占めるという特徴があります。

これは、ベトナムでは高い経済成長期待を背景に銀行からの借り入れ需要が旺盛で、個人は住宅や自動車取得などに、企業は設備投資や運転資金の確保に借り入れを活用しているためです。

つまり、ベトナム株に投資するということは、金融セクター(約50%)で経済成長に伴う融資拡大の恩恵、IT・テクノロジー(約15%)でデジタル化の加速、不動産・建設(約15%)で都市化の進展、消費関連(約20%)で中間層の拡大、これらの成長セクターに分散投資することを意味します。

ベトナム投資のリスクと対処法

ここまでベトナム投資の魅力を語ってきましたが、リスクについても正直にお伝えします。

リスク1 フロンティア市場ならではのボラティリティ

フロンティア市場であるためリターンの振れ幅が相対的に大きいのが特徴です。

対処法 長期投資を前提に

短期的な値動きに一喜一憂せず、10年以上の長期投資を前提にすることで、ボラティリティの影響を軽減できます。

私の経験上、ベトナム株は年単位で見ると大きく動きますが、5年以上のスパンで見れば安定した成長を実現しています。

リスク2 為替リスク

円建てのファンドでも、実質的には為替変動の影響を受けます。

対処法 積立投資でリスク分散

毎月一定額を積み立てることで、為替リスクを時間分散できます。円高の時もあれば円安の時もあり、長期的には平準化されます。

リスク3 政治・制度リスク

社会主義国であるベトナムでは、政策変更のリスクがあります。

対処法 分散投資

ポートフォリオの大部分を占める「コア」資産としてではなく、全体の数パーセント程度に留める「サテライト」資産として活用するのが賢明です。

私の推奨配分は、全資産の5〜15%程度です。

リスク4 流動性リスク

先進国や新興国の株式市場と比べて売買量が少なく短期的に株価が大きく上下しやすい傾向があります。

対処法 インデックスファンド・ETFを利用

個別株ではなく、100銘柄に分散投資するインデックスファンドやETFを利用することで、個別銘柄の流動性リスクを回避できます。

実践 ベトナム投資の始め方【5ステップ】

それでは、実際にベトナム投資を始める手順を解説します。

ステップ1 証券口座を開設する

新NISA対応の証券会社がおすすめです。楽天証券、SBI証券、マネックス証券、いずれもiFreeNEXT ベトナム株インデックスを取り扱っています。

VNMを購入したい場合は、マネックス証券かSBI証券を選びましょう。

ステップ2 投資額を決める

初心者の方は少額から始めるのがいいでしょう。毎月1万円〜3万円の積立投資から始める、または一括で10万円〜50万円程度から始めるのがおすすめです。

重要なのは、無理のない金額で継続することです。

ステップ3 新NISAの設定をする

成長投資枠を活用しましょう。年間240万円まで非課税で投資できます。ベトナム株への投資は成長投資枠を使いましょう。

ステップ4 積立設定をする

毎月の自動積立がおすすめです。証券会社で積立設定をすれば、毎月自動的に買い付けが行われます。

これにより、買い時を考える必要がない、ドルコスト平均法の効果を得られる、投資を継続しやすいというメリットがあります。

ステップ5 定期的に確認するが、頻繁に売買しない

四半期に1回程度の確認でOKです。

毎日の株価チェックは不要です。むしろ、短期的な変動に惑わされて売買を繰り返すと、手数料がかさみ、長期投資のメリットを失います。

新NISA活用戦略 ベトナム投資で非課税メリットを最大化

2024年から始まった新NISAは、ベトナム投資と非常に相性が良い制度です。

新NISAでベトナム投資をするメリット

運用益が永久に非課税

年率9%で20年間運用した場合、通常なら約260万円の税金がかかりますが、新NISAなら完全非課税です。

長期投資と相性抜群

新NISAは非課税期間が無期限なので、ベトナムの長期的な成長をじっくり享受できます。

具体的な活用例

パターン1 成長投資枠フル活用

年間240万円の成長投資枠を全額ベトナム株に投資する積極戦略。毎月20万円×12ヶ月で、年間240万円をベトナム株インデックスファンドに投資します。

パターン2 バランス型

成長投資枠240万円のうち、30〜50万円程度をベトナム株に配分する戦略。残りは米国株式やオルカン(全世界株式)に分散投資します。

パターン3 つみたて投資枠併用

つみたて投資枠(年間120万円)で全世界株式に投資し、成長投資枠でベトナム株に集中投資する戦略。

ベトナム経済の今後の展望 2030年までのシナリオ

最後に、今後のベトナム経済の見通しについて解説します。

短期(2025〜2026年) 安定成長継続

ベトナム国会が掲げる2025年の成長率目標は6.5%〜7.0%ペースで、引き続き高成長が期待されます。

輸出主導の成長が続く見込みですが、トランプ政権の関税政策には注意が必要です。

中期(2027〜2030年) 新興国市場への格上げ期待

現在フロンティア市場に分類されているベトナム株式市場ですが、MSCI新興国指数への組み入れが期待されています。

実現すれば、グローバルマネーの大量流入が見込まれ、株価の大幅上昇が期待できます。

長期(2030年以降) 中所得国への仲間入り

1人当たりGDPが7,000〜8,000ドルに達し、中所得国の仲間入りを果たす見込みです。

中間層の拡大により、内需主導の経済成長に移行し、より安定した成長が期待されます。

まとめ ベトナム投資で資産形成を加速させよう

ベトナム投資の魅力をまとめます。

年率7%超の高い経済成長で東南アジアトップクラス、2036年まで続く人口ボーナス期の黄金期、日本の証券口座で少額から始められる手軽さ、新NISA対応で運用益が永久に非課税、日本や先進国とは異なる成長ドライバーによる分散投資効果、これらがベトナム投資の5大メリットです。

推奨投資戦略としては、初心者の方はiFreeNEXT ベトナム株インデックスで毎月1〜3万円の積立、新NISA成長投資枠を活用し、10年以上の長期投資を前提にすることをおすすめします。

経験者の方は、iFreeNEXTとVNMを併用し、全資産の10〜15%程度を配分、四半期ごとにリバランスするのが良いでしょう。

最後に 現地在住者だからこそ見える真実

私はベトナムに12年間住み、毎日この国の成長を肌で感じています。

街は次々と新しいビルが建ち、若者たちは活気に満ち溢れ、企業は猛烈な勢いで成長しています。

これは一時的なブームではありません。構造的な、持続可能な成長です。

ただし、投資は自己責任です。この記事の内容を参考にしながら、ご自身で判断してください。

いかがでしたでしょうか。今回のベトナム投資完全ガイドについて、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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【免責事項】 本記事の内容は、情報提供のみを目的としており、いかなる金融商品または仮想通貨への投資の推奨を意図するものではありません。ベトナム株式投資は価格の変動が大きく、リスクを伴う投資対象です。投資判断はご自身の責任に基づいて行ってください。本記事で提供される情報の正確性、完全性、または最新性については、最大限の注意を払っていますが、保証するものではありません。投資の際には、専門家への相談を推奨いたします。この記事は、法的、税務的、または財務的なアドバイスを提供するものではありません。本記事の情報に基づいて行われた投資による損失や損害について、執筆者および当ウェブサイトは一切の責任を負いません。株式投資およびその関連商品に投資する際は、各国の規制および法律を確認し、法令を遵守することが重要です。

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