こんにちは、ベトナム株投資アドバイザーのベトテク太郎です。
ベトナム移住、ベトテク太郎の場合
前回の記事で「ベトナム移住しちゃダメな人・良い人」というテーマで色々と書きましたが、私自身、なんだかんだ言ってベトナム移住をして12年が経つ者です。そして、割と今振り返ればベトナム移住しちゃダメな人の条件を最初は複数持っていて四苦八苦しながら乗り越えた経験があります。今日はそんな私の経験が誰かの参考になればと思い、振り返っていきたいと思います。
駐在員時代 – 理想と現実のギャップ
最初にベトナムに来たのは駐在員としてでした。日本で数年のビジネスキャリアがあった私は当時在籍していた会社で一定の成果を上げ、その後「海外の仕事はチャンスあればやりたい」と英語の勉強をして社内で経営層にアピールしていたら「ベトナム、どう?」と言われました。正直、アメリカとか欧州とか行きたかった私はガッカリしたのですが、もらえるチャンスはもらっとこう精神で受けました。
駐在員時代のミッションはベトナム子会社立ち上げと、割と大きいミッションだったのですが、まだまだ若手で給料がそこまで高くなく、かつかなり小さい会社だったので駐在員手当とかもなく、その割に現地代表なので連日日本食屋で飲み会とかを自腹で払っていたので、ベトナムに住んでいるのにほぼ貯金とかはできませんでした。よく考えたら住宅手当もなく、ひどい会社だったな。笑
実は、この期間が一番きつかったですね。現地の日本人コミュニティでは「○○さんは駐在員だから」という目で見られて、実際は極薄待遇なのに見栄を張らざるを得ない状況。ホーチミンの日本食レストランで一回の飲み会で10万ドン札が何枚も飛んでいくのを見ながら、「これ、日本にいた方がよっぽど貯金できたんじゃないか」と何度も思いました。
転職 – 現地採用という選択
数年後、立ち上げが無事終わり、日本に帰任となる時期になったら日本に帰るよりベトナムでビジネスチャンス掴んだほうが良いと思ってベトナム国内で日系企業へ転職しました。現地採用でしたが、立ち上げ期間で英語が身についたのとベトナムでの経験や日本での専門職の経験が買われて給料は100万円ほど上がりました。駐在員から現地採用って普通は条件悪くなるのですが、前職が0.01ミリのコンドームみたいな極薄待遇だったのでむしろ条件良くなるというミラクルが起きました。
この転職のタイミングで気づいたことがあります。「駐在員=高待遇」というのは大企業の話であって、中小企業の駐在員なんて実は全然恵まれていない。むしろ現地で実力を評価してくれる会社に転職した方が、キャリア的にも金銭的にもプラスになることがある。
現地採用になって変わったのは、責任の取り方ですね。駐在員時代は「日本の会社の代表」という重圧がありましたが、現地採用になると「自分のスキルで勝負」という感覚になります。これが意外と気楽で、かつモチベーションにもつながりました。
副業 – 人生を変えた1200万円
待遇が良くなったとはいえ、正直、日本から来る転職の話とかを見ていると日本のJTCの大手企業の条件と比較すると6割くらいの年収レベルだったので副業を開始しました。たまたまその頃、Youtubeの切り抜きなどで稼げる時代だったので色々試行錯誤していたら、最大瞬間風速1年間で1200万円ほど稼ぐ事ができました。この時に稼いだ資本がホントにその後の人生を変える事になります。私が「1000万円の資産を築けばとりあえず勝ちです」というのはこの経験から来ています。
ベトナムで副業をやる最大のメリットは「時間」です。日本だと22時まで働いて、そこから副業なんて体力的に無理ですよね。でもベトナムなら17時に仕事が終わって、18時にはもう家でPC開いて作業開始できる。この差は想像以上に大きいです。
さらに、ベトナムの生活費の安さも副業には追い風でした。日本で月30万円稼いでも家賃と生活費でほとんど消えますが、ベトナムなら月15万円もあれば十分贅沢な生活ができる。残りは全部投資に回せるわけです。
資産形成を開始 – 複利の力を実感
副業は水物で一気にしぼんでしまったのですが、手元に種銭が残りました。たまたまその時、仮想通貨が盛り上がっていたので、仮想通貨投資をする事にしました。詳細はまた別記事に譲りますが、タイミングがホントによく、仮想通貨、ベトナム不動産、ベトナム株で一気に資産を9153万円まで増やすことができました。
ここで重要だったのは「ベトナムにいたから見えた投資機会」があったことです。例えばベトナム不動産。日本にいたら絶対に手を出さなかったでしょう。でも現地にいると「この地域は絶対に発展する」「このデベロッパーは信頼できる」という肌感覚が分かるんです。
ベトナム株も同じです。VincomやMobile Worldの店舗がどれだけ混雑しているか、FPTのエンジニアがどれだけ優秀か、これは現地にいないと分からない。数字だけ見ていても見えてこない「成長の実感」がここにはあります。
今でも資産形成を進めており、ベトナム株へのシフトを勉強しながらしている段階です。正直、アラフォーの私の給料は年収600万円で全然高くないのですが、ベトナム現地企業のため、副業がOK、可処分時間がめちゃくちゃ多い(夜17時以降はフリーで残業なし)ので、その時間を副業や投資に全BETできるのでかなり良い条件が揃っていると思っています。逆に資産がなくて年収600万円だったら、「東京戻って転職しようかな」と思っていたと思います!笑
ベトナム移住で学んだこと
12年間のベトナム生活で学んだ最大のことは「環境を味方につける」ということです。
日本にいたら、きっと大企業で年収1000万円を目指して、満員電車に揺られながら深夜まで働いていたでしょう。でも、それで資産9000万円を作れたかというと、正直難しかったと思います。家賃は高いし、付き合いも多いし、何より投資に回す時間がない。
ベトナムという環境は、確かに最初はハードルが高いです。言葉の壁、文化の違い、日本と比べて不便なこともたくさんある。でも、その分チャンスも多い。生活費が安いから投資に回せる資金が増える。残業がないから副業ができる。現地にいるから見える投資機会がある。
そして何より、「日本の常識」から解放されることの価値は計り知れません。年収600万円でも資産があれば十分豊かに暮らせる。出世競争に巻き込まれなくても、自分のペースでキャリアを築ける。これがベトナム移住の本当の価値だと思います。
これから移住を考える人へ
もしあなたがベトナム移住を考えているなら、まず知っておいてほしいことがあります。最初の2-3年は本当にきついです。私も駐在員時代は「何でこんなところに来ちゃったんだろう」と何度も思いました。
でも、5年を超えると景色が変わります。現地のネットワークができて、ビジネスチャンスが見えてくる。投資の種銭も貯まってくる。そして10年を超えると、もう日本には戻れなくなります(良い意味で)。
大切なのは「日本の延長線上」でベトナムを考えないことです。日本と同じ生活、同じキャリアパスを求めたら、絶対に失望します。でも、ベトナムならではの機会を活かせば、日本では考えられないような資産形成が可能になる。
私の場合、駐在員→現地採用→副業→投資という流れでしたが、これはあくまで一例です。最初から起業する人もいるし、フリーランスとして活動する人もいる。大切なのは「自分なりのベトナム活用法」を見つけることです。
いかがでしたでしょうか。今回のベトナム移住体験談について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。
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